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「持ち物検査は一切なかった」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(後編)via 日刊サイゾー

(抜粋)

――作業員の被曝リスクに関する話というのは、東電側から説明があるんですか?

鈴木 ちょっとはあるけど、「ちゃんと管理するからなんともないですよ」って話。管理というのは数字の話なんだけどね。

――鈴木さんがいたころは作業員に高額な日当が付き、作業員が高級外車を乗り回すようになったそうですね。

鈴木 ただね、東電はいまだに「危険手当」を出していないから。東電がそれを出しちゃうと、フクイチが危険だと 認めたことになるわけだから、協力企業が作業員に出していたわけ。でも今や日当は2,000円~3,000円ぐらいにまで下がってきているし、協力会社も 経営が苦しくなって今後原発から撤退する企業が増えていくでしょう。

(中略)

――フクイチだけじゃなく、福島第二原子力発電所の危険性も指摘されていますね。

鈴木 直接行ったわけじゃないんだけど、いまだにオレは福島第二原発が怪しいと思っている。12月の終わりに東 芝が3号機に入る予定だったのに、入らなかったんですよ。8月の終わりに4号機に日立が入ったあとで、「4号機が爆発してるんじゃないか」というウワサが 広がったの。メディアも事実確認に行ったけど、掴めなかったみたい。現状に関しても、現場のごくごく一部の人しか知らないみたい。第二原発は一見普通に見 えるんだけど、炉心周りの業者に聞くと、みんな「怪しい」と口をそろえるわけ。いろんな専門家に聞いてみたけど、可能性は否定できないと言ってた。

――フクイチを目の当たりにし、原発で働いた鈴木さんでさえ「脱原発とは言えない」と書かれたことが驚きでした。

鈴木 この目で見て、ここまで調べて、今のフクイチが「完全にアウトな状態」と分かっているのに、今すぐ「脱原 発」って言えないのよ。それだけ原発というものが共同体に組み込まれていて、今の日本から原発を抜くのは相当に難しいし、実際に原発をなくしたら大変なこ とになる。今はフクイチから帰ってきたから、「基本的には原発はないほうがいいな」と言えるけど、オレみたいな一時的に働いただけの人間でも、あそこで友 達もできたし、雇用を生み出しているのを見ると、「原発はいらない」とは言えなくなるんだ。オレも”原発ムラ”の一員になったということなんじゃないのか な。だから、地元の人なんてもっと言えないと思うよ。
(取材・文=小島かほり)

全文は「持ち物検査は一切なかった」福島第一原発潜入ジャーナリスト・鈴木智彦の見た景色(後編)

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