今の経済システムは「エネルギー中毒者」だ via 日経ビジネスonline

『人類が消えた世界』アラン・ワイズマン氏に聞く

2011年9月13日(火)

―― 本で描いた状況は、現在の福島の原子力発電所周辺を想起させる。

ワイズマン:以前、チェルノブイリの立ち入り禁止区域に足を運ん だところ、ウクライナの中でも特に生物の多様性に富んだ地域になっていた。人がいなくなり、動植物が戻ってきているからだ。ただし、放射能による遺伝子へ の影響は数世代経つまで分からない部分はある。そういう意味でチェルノブイリとフクシマでは現在、壮大な実験が行われていると言える。

この本でも触れたが、米国で最も安全な橋はコンピューターが普及する以前に作られたものだ。当時の建築家は耐久性に関するち密な計算ができなかったの で、十分すぎるほど頑丈な橋を作っていた。この本の出版当時、生まれ故郷のミネアポリスでは耐久性を計算したはずの橋が崩落して、たくさんの車や人がミシ シッピー川に落ちた。コストを優先するあまり、資材を必要最小限にしたからだ。フクシマでも同じことが起きた。

「どれだけの電力が必要なのか」再考すべき

原発事故は、人類の未来に対する無防備と、地球環境の変化が重なった結果だ。不十分な津波対策や海岸沿いという危険な立地について関係者を責める気はない。米国でも(地震が多い)カリフォルニア州サンタバーバラに原発を建てた。

続きは今の経済システムは「エネルギー中毒者」だ

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