原発と国家 第4部 「電力」の覇権<3>から抜粋 via 西日本新聞

◇ 西日本新聞 9月1日朝刊(P25): 電子版では見当たらない記事です。抜粋は中村隆市ブログより。

メディア対策に腐心

元広島テレビ放送報道制作局長の吉村淳(72)は、広島市の本社に中国電力の数人の幹部が訪れた1993年の夏を今でも覚えている。「内容が一方的じゃないですか。どうしてこんな番組を放送したのか」。詰め寄られて切り返した。「どこが問題ですか」

抗議を受けたのは92~93年に全国放送したドキュメンタリー3部作「プルトニウム元年」。
プルトニウムは核兵器の原料にもなり、保有が国際的な監視下にある核物質。番組は、日本の原発の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出す英仏の工場や周辺住民を被爆地の視点で取り上げた。

建設を控えた青森県六ヶ所村の初の再処理施設の是非も問い、反響は大きかった。93年に「『地方の時代』映像祭グランプリ」を受賞した。

吉村によると、中国電は放送後に「電気料金値上げに伴う広告予算カット」によりスポーツ番組のスポンサーを降りた。95年春には吉村以下、制作の中心だった局次長、プロデューサー、ディレクターの4人が営業局へ異動した。

続きは原発と国家 第4部 「電力」の覇権<3>から抜粋

◇ 当サイト既出関連記事:

原発と国家  「電力」の覇権 人事も盾に官僚操縦 西日本新聞 8月31日朝刊(P35) 原発と国家 第4部 「電力」の覇権<2>から抜粋

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