原発「安価」神話のウソ、強弁と楽観で作り上げた虚構、今や経済合理性はゼロ via 東洋経済 online

「原発の電気は安い」

国をはじめとする原子力発電推進派の、これが決まり文句だった。

1キロワット時の電力を作るのに、水力は約12円、石油11円。そこへもってくると、原子力なら半分の約5円で済む――。傑出した経済性は、ウラン燃料が比較的入手しやすい、燃料がリサイクルできる、CO2を排出しない、と並ぶ、「原発の4大美点」だった。

しかし、安全神話を一瞬で吹き飛ばしたのと同様、福島第一原発事故によって、「安価神話」の信憑性にも、疑惑のまなざしが向けられている。

(中略)

政府は、青森県六ヶ所村にある再処理工場の費用を11兆円とはじいている。だが、実は、六ヶ所再処理工場では、43年までに発生すると見積もら れている使用済み燃料約6・4万トンの半分しか処理する能力を持ち合わせていない。だとすれば、コストも11兆円ではなく、2倍の22兆円と認識するのが 自然だろう。もちろん、使用済み燃料にかかわる費用すべても、倍にして考える必要がある。

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