震災後2カ月で被災3県の人口3万人減少、39年ぶり大幅流出 via ロイター

[東京 8日 ロイター] 総務省は8日、岩手と宮城、福島の被災3県で今年3月から5月にかけて、転出者から転入者を差し引いた転出超過数が3万1752人だったとする調査結果をまとめた。

3県合計の人口が3万人を超えて減少するのは、1972年以来39年ぶり。放射能被害の大きかった福島の転出超過数は1万7542人と、43年ぶりの大幅減少となった。

今回の調査は、住民基本台帳を基に3―5月に各自治体へ提出された転入届の数を集計。宮城県の転出超過数も1万0188人と48年ぶりの高水準を 記録した。宮城県などへの転出者が例年多い岩手県は4040人と小幅な減少にとどまったが、今回は宮城と福島から転入する人が多かったことが影響したとい う。震災による死亡者は集計に含まれていない。

総務省は同期間中の東京圏、大阪圏、名古屋圏の3大都市圏についても調査を実施。東京と神奈川、埼玉、千葉の東京圏から大阪圏、名古屋圏への転出者合計は4万6073人と前年を上回った一方、大阪圏や名古屋圏から東京圏へ転出したのは5万4560人と前年を下回った。

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