3月11日から一カ月。今日も震度5の余震がありました。
福島第一原発の冷温停止にもまだ時間がかかります。
福島の震災はずっと現在進行形です。地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦だ——。そんな声を、あちこちで聞きます。
原発によっておいしい思いをしてきたんだろう。交付金をハコモノじゃなく安全のために使うべきだった。他県の方はそう思うかもしれません。原発が相双地区(福島県の太平洋側)の財政を潤してきたのは事実です。福島県民ならみんな知っています。そして産業が少なく魅力的な雇用がほとんどないというのもまた、福島県全体の共通の認識ではないでしょうか。
そもそも、福島は経済的にはとても貧しい土地なんです。
続きは『福島には原発が必要だった』から。