福島第1原発:放射性物質の分析に誤り 東電 via 毎日jp

東京電力は1日、福島第1原発の1~6号機の地下水や「トレンチ」(立て坑)の汚染水に含まれる放射性物質の分析結果に、一部誤りがあったと発表した。計算プログラムにミスがあったという。これまでの分析結果も間違っている可能性があり、再分析を進めている。誤ったデータの公表は2度目。

誤りがあったのは、31日夜に発表した分析結果で、放射性物質のテルル129M(半減期約34日)と、これが核種変化したテルル129(同70分)の値。通常放射性物質は発生後、時間の経過に伴って減少する。放射性物質の濃度は、測定した時期の濃度から半減期を考慮した上で、採取時の濃度を算出する。

しかし、テルル129は、核種変化によって発生するため、一時的に増加する時期がある。計算式では、この性質が正確に盛り込まれていなかったという。結果的に減少する一方の放射性物質と同様に扱われ、過大に算出された。

一方、経済産業省原子力安全・保安院は1日、東電に対し、核種分析の過去の結果について、どこに誤りがあるかの再評価を速やかにすること▽評価の誤りが発生した原因を調査し、再発防止を徹底すること▽評価結果の誤りは早急に連絡すること--を口頭で厳重注意した。【日野行介、藤野基文】

福島第1原発:放射性物質の分析に誤り

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